カナダ・ケベック州のL.B.社農場
メイプルシロップとは・・・
メイプルシロップとは、カエデの樹液を煮詰めて作った天然の甘味料です。
世界中で流通している85%がカナダ産のメイプルシロップで、その内の95%がケベック州で作られたメイプルシロップです。 カナダの法律によってグレードも厳しく定められ、基準を満たしたものだけが、カナダ産の「メイプルシロップ」と呼ばれます。
カナダ産のメイプルシロップは、高品質で安心です。

メイプルシロップができるまで
3月に入り雪解けが始まる頃、夜の気温が氷点下で昼の温度が零度を少し超えるとカエデの木々は冬眠から目覚めるように幹から樹液が溢れ出します。
この神秘的な現象は、雪解け頃の僅か3〜4週間だけ起こります。
カナダでは、メイプルシロップの収穫時期を「すべてが新しく生まれ変わる再生の季節」として尊ばれています。
樹液の採取は、カエデの幹に採取口を取り付けることから始まります。
かつてはバケツを下げて集めていましたが、現在はチューブを取り付けて集めるのが主流となっています。
樹液は、シュガーハウスと呼ばれる山小屋のタンクに集められて煮詰めて行きます。
糖度が3%前後のさらさらの樹液をじっくりと時間をかけて高温で糖度が66%まで煮詰めると出来立てホヤホヤの「メイプルシロップ」の誕生です。
40リットルのカエデの樹液から、たった1リットルのメイプルシロップしか出来ません。
また、メイプルシロップを撹拌してバター状にしたものが、「メイプルスプレッド(メイプルバター)」。そして、さらに煮詰めて水分を飛ばしたものが「メイプルシュガー」です。

メイプルシロップの栄養素
メイプルシロップは、他の甘味料に比べ、ビタミン、ミネラルが多くエネルギーは低く、GI値も低い甘味料です。

メイプルシロップ・フォトギャラリー
一昔前のオールドスタイル。以前は、バケツでカエデ(メイプル)の木の樹液(サップ)を集めていました。また、小さな農場などでは今でもこのような形で樹液を採取してます。 バケツをつったメイプル(カエデ)の木々。昔は、馬を連れて樹液(サップ)を集めるために山の中を移動しました。 ケベック州のL.B.社の自社農場の空撮写真です。広大なメイプルの森に14万本のメイプル(カエデ)の木が生育しています。カナダの法律でメイプルの木に農薬などを与えてはいけないと決められているので、L.B.社の場合は、自然の堆肥を作るためブナなどの広葉樹などを一緒に植えています。
メイプル(カエデ)の木にドリルで穴を開けて、採取口を付け、チューブでつないで樹液(サップ)を吸引して集めます。 採取口のアップです!採取口を取り付けることのできるメイプルの木の大きさは法律で決まっています。 採取口からチューブを流れてきたメイプルの樹液は、ポンピングステーション(シュガージャック)に集められます。
ポンピングステーション(シュガージャック)の入り口です。シュガーハウスよりこじんまりした作りです。 右側の管から流れ込んでいた樹液は、左下の大きなタンクに流れ込みます。 大きなタンクにたまった樹液は、離れた所にあるシュガーハウスに高い水圧で一気に送り込まれます。
ポンピングステーションに集められた樹液は、森の中を通り抜けて、シュガーハウスに向かいます。 シュガーステーションのそばにある樹液貯蔵タンクです。右側のタンクがいっぱいになると左側のタンクが樹液で満たされます。 樹液貯蔵タンクの隣には、大きなシュガーハウスがあります。タンクに集められたカエデの樹液は、この中でメイプルシロップに生まれ変わります!
シュガーハウスの中にあるコンセントレーターです。集めた樹液を逆浸透膜で2倍の濃度にします。 タンクに勢い良く流れ込む樹液(サップ)。すでに逆浸透膜で2倍の濃度になってます。 タンクにためられた濃縮された樹液は、釜に入れられて2〜3時間じっくりと煮詰められます。(メイプル農家だけしか味わえなかった春先一番取りメイプルシロップ・メイプルヌーヴォーは、この時に手作業で瓶詰めされ、出荷されます。
できあがったメイプルシロップは、一旦貯蔵庫に保管され、1年を通して出荷に備えます。 貯蔵庫のメイプルシロップは、ボトリング工場に運ばれ、窯で再加熱処理をした後、瓶に充填されます。そしてラベルが貼られてトラックでお店に運ばれます。 弊社社長の渡辺とL.B.社のLucさん。毎年3月の中旬にメイプルシロップの品質をチェックするために農場で会います。
約300年前のオールドスタイルです。元来メイプルの樹液(サップ)はスーインディアンによって健康になるために春先に飲まれていました。後にケベックに移民してきた人たちによって樹液を煮詰める風習はでき、メイプルシロップは作られるようになりました。煮詰めることで糖度を高め腐りにくくしたのです。